家づくりの資金計画術

2025年06月13日

失敗しない資金計画”の立て方と住宅ローンの選び方 5つの重要ポイント

〜後悔しない家づくりは、お金の見通しで決まる〜

 

「家は建てられたけど、生活が苦しい…」
「ローンの返済がきつくて、教育費や旅行にまわす余裕がない」
「そもそも、どのくらいの金額で建てていいのか分からない…」

 

家づくりにおいて、間取りやデザインと同じくらい重要なのが“資金計画”です。


失敗しないためには、建物や土地の価格だけでなく、
「トータルコスト」と「ライフプラン全体」を見渡したお金の設計が必要になります。

 

今回は、家づくりの資金計画と住宅ローン選びの基本とコツを解説します。

 

1. 「家の価格」だけじゃない!総額は“8つの費用”でできている

住宅購入の際に必要なのは「建物価格+土地代」だけではありません。

 

実際には、次のような費用も含まれます。

費用項目 ⇒ 目安金額 ⇒ 内容

・土地代 → 地域による → 建築条件付き/なし等も考慮
 

・建物本体価格 → 1,500万〜2,500万円程度 → 標準仕様の内容に注意


・付帯工事費 → 100万〜300万円 → 外構・給排水・地盤改良など


・諸費用 → 100万〜200万円 → 登記・火災保険・印紙・手数料


・家具・家電 → 50万〜200万円 → 冷蔵庫・TV・カーテン・照明等


・引越し・仮住まい → 数万〜数十万円 → 建替えの場合に特に必要


・ローン手数料・保証料 → 数十万〜100万円以上 → 金利に含まれる場合もあり


・その他予備費 → 50万〜100万円 → 想定外の調整費やオプション追加

 

ポイント:見積書には載らない費用も、しっかり含めて計画すること

 

2. 「自己資金(頭金)」はどのくらいが理想?

自己資金は「0円でも買える」と言われる一方で、
少しでも出したほうがメリットも多いのが実情です。

 

一般的な目安:

・頭金:購入価格の1〜2割

・ただし、預貯金の全額を使うのはNG(緊急時の生活費は残す)

 

ポイント:現金+住宅ローン+補助金=トータルで考える

 

3. 住宅ローンは「金利」と「返済期間」だけでは選べない

住宅ローンは、金利の種類だけでなく、
保障・手数料・繰り上げ返済の柔軟さなど多くの違いがあります。

 

種類 ⇒ 特徴 ⇒ 向いている人

・変動金利型 → 初期金利が低い/金利変動リスクあり → 短期で繰上返済予定/金利上昇に対応できる人

 

・固定金利型 → 金利がずっと一定で安心 → 返済額を安定させたい人

 

・固定期間選択型 → 一定期間だけ固定→変動へ → 将来の収入UPが見込める人

 

ポイント:「安心を取るか」「金利を抑えるか」のバランスで選ぶ

 

4. 「返済可能額」ではなく「生活を楽しめる予算」で考える

金融機関が貸してくれる金額はあくまで“上限”です。

大切なのは「日常生活で無理なく返せる金額」を基準にすること。

 

生活費の見積もり例(月額):

・食費・日用品:8万円

・教育費:2万円〜(年齢による)

・通信・光熱費:3万円

・車関連費:2万円〜

・保険・医療:1.5万円

・貯金・娯楽:2万円〜

 

ポイント:住宅ローンの返済が“家計の3割以内”に収まるかが目安

 

5. 高崎エリアでの住宅ローン傾向と支援制度

高崎市では、以下のような支援制度や金利優遇を利用できます。

 

・フラット35地域連携型(金利優遇)

・子育て支援型住宅取得補助(年齢・世帯条件あり)

・住宅ローン控除(13年間の所得税控除)

 

また、高崎は車利用を前提としたライフスタイルが多いため、
「住宅+車の維持費」をセットで考える資金計画が必要です。

 

まとめ:「資金計画は家族の“未来設計図”」

・家の価格ではなく「人生の予算全体」で考える

・ローン選びは金利以外の条件も重視する

・無理のない返済計画こそが“幸せな暮らし”につながる

 

家は建てて終わりではなく、暮らしが始まってからが本番。


将来まで見通した資金計画が、後悔のない家づくりを支えます。

 

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