間取り失敗10選と対策

2025年06月05日

“間取りの失敗例”とその防ぎ方 プロが見た10の事例

 

〜住んでから気づく前に、読んでおきたい話〜

 

家づくりの過程で最もワクワクするのが「間取りを考えるとき」。


しかし同時に、最も後悔が多いのも間取りです。

 

「暮らしてみたら不便だった…」

「図面ではよかったのに、実際に住むと気になる」

「もっと〇〇しておけばよかった」

 

そんな声をよく耳にします。


今回は、実際にあったよくある間取りの失敗例と、その回避策を10パターン紹介します。

 

1. 玄関が狭くて靴があふれる

 

失敗例:

玄関スペースを最小限にした結果、家族全員の靴やベビーカーが収まらずごちゃつく。

 

防ぎ方:

1.5帖以上+シューズクロークの設置

土間収納を併設して、アウトドア用品やゴミ出し前の一時置きにも対応

 

2. 洗濯動線が長くて非効率

 

失敗例:

洗濯機が脱衣所にあり、干す場所は2階のベランダ。取り込んで畳んでしまうまでが遠い。

 

防ぎ方:

洗う・干す・畳む・しまう”が一ヶ所で完結するランドリールームを検討

ファミリークローゼットとの接続も◎

 

3. リビングが日当たり悪くて暗い

 

失敗例:

南向きの土地に建てたのに、隣家の影で日中でも照明が必要に。

 

防ぎ方:

周囲の建物の高さや位置を確認し、日射シミュレーション”を設計段階で依頼

吹き抜けや高窓で光を取り込む工夫を

 

4. リビング階段で冷暖房が効きにくい

 

失敗例:

家族の動線を考えてリビング階段を選んだが、冷暖房の効きが悪く光熱費が上昇。

 

防ぎ方:

扉付きの階段設計で空気の逃げを防止

エアコン位置や空調設計も含めて計画

 

5. 寝室が道路側で騒音が気になる

 

失敗例:

外の音や車のライトが気になって眠れない。

 

防ぎ方:

静かな側に寝室を配置

遮音性の高い窓(防音サッシ)やカーテンの活用も

 

6. キッチンの背面収納が狭すぎる

 

失敗例:

冷蔵庫・電子レンジ・食器棚・ゴミ箱が置けず、収納に困る。

 

防ぎ方:

最低でも幅2.5〜3m以上のバックセットスペースを確保

パントリー併設で可動棚などの応用も効果的

 

7. トイレがリビング直結で気まずい

 

失敗例:

来客時などに音や匂いが気になると感じることが多い。

 

防ぎ方:

トイレは“ワンクッション”ある場所へ(廊下・階段下など)

手洗い器や収納も配置して快適性をアップ

 

8. 子ども部屋が狭くて後悔

 

失敗例:

小さいうちはいいと思って4.5帖にしたが、成長後に収納や机が入り切らない。

 

防ぎ方:

将来的に“仕切る前提”の大部屋設計にするのも◎

収納の工夫や勾配天井で体感広さを確保

 

9. 収納が思ったより足りない

 

失敗例:

収納スペースを作ったつもりでも、使いづらくて物が溢れる。

 

防ぎ方:

「場所別の収納計画」+「使う場所の近くに収納」が原則

奥行きよりも“使いやすさ”を重視した設計に

 

10. コンセントの位置と数が足りない

 

失敗例:

家電やスマホ充電のたびに延長コードだらけに。

 

防ぎ方:

家具配置や家電使用の想定を具体的に

設計段階で「1部屋に4カ所以上」を目安に

 

高崎エリアにおける間取りの注意点

高崎市のような気候の変化が大きい地域では、
動線と光・風の通り方を考えた間取り設計が重要です。

 

強風や西日が入る方角の窓 → サイズと遮蔽の工夫を

冬の寒さ対策 → 床暖房・断熱材・二重窓の活用

夏の高温 → 通風設計と軒の深さを調整

 

また、広めの敷地を活かした1階完結型のプランも人気です。

 

まとめ:「間取りは図面ではなく、暮らしの設計」

間取りはただの“間仕切り”ではなく、
そこでどんなふうに暮らすかをデザインする設計図です。

 

動線がスムーズか

将来の変化に対応できるか

家族の会話やプライバシーのバランスが取れるか

 

暮らしの「今」と「未来」を想像して、失敗のない間取りを一緒に考えていきましょう。

 

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