理想のキッチンレイアウトの考え方

2025年04月25日

プロが解説!理想のキッチンレイアウトの考え方

〜「料理のしやすさ」は設計で決まる〜

 

 

家を建てる時、

「絶対に後悔したくない場所はどこですか?」と聞くと、

必ず上位にあがるのが キッチン

 

日々の食事を支え、家族との会話が生まれ、

時には来客とのコミュニケーションの場にもなる――。

 

キッチンは、ただ“料理をする場”というだけでなく、

暮らしの中心になる空間でもあります。

 

今回は、注文住宅の間取りづくりにおいて、

「理想のキッチン」をつくるための視点をプロの目線からお伝えします。

 

 

1. キッチンは“単独”ではなく“つながり”で考える

 

キッチン単体でレイアウトを考えると、

「広さ」や「形」だけに目が行きがちです。

 

でも本当に大切なのは、

・ダイニングとの位置関係

・リビングとの視線のつながり

・家事動線(洗濯・掃除など)との連携
このような“全体の中のキッチン”としての配置です。

 

例えば、対面キッチンでも

リビングとの高低差やカウンターの立ち上がりによっては

「孤立感」が出てしまうことも。

 

「誰と、どんな会話をしながら料理したいか」を考えることが、

レイアウト決めの第一歩です。

 

 

2. 配膳のしやすさ=キッチンとダイニングの“距離感”

 

毎日の食事で必ず発生する「配膳」。

 

このとき、

キッチンとダイニングが離れていると、

それだけでストレスになります。

 

例えば、

アイランドキッチンとダイニングテーブルが一直線

カウンターを介してそのまま受け渡し など、

物理的にも心理的にも「行き来のしやすさ」を意識するのがポイント。

 

キッチンとダイニングの「動線の短さ」は、

日常の快適さを大きく左右します。

 

 

3. 収納は“量”よりも“場所”

 

「キッチン収納をたっぷりとりたい」


よく聞くご希望です。

でも、やみくもに大きくすればいいというわけではありません。

 

大切なのは、“どこに”“何を”置きたいかを決めること

 

たとえば、

使用頻度の高い調理器具はシンク近くに

お米や飲料のストックはパントリーに

毎朝使うお弁当グッズは冷蔵庫の横に

 

このように、

動作にあわせた収納設計ができていると、

実際の暮らしやすさが格段に変わります。

 

 

4. 「見せる」か「隠す」かで、間取りが変わる

 

オープンキッチンが流行する一方、

「生活感が出すぎるのが気になる」という声も。

 

ここで重要なのが、キッチンの“見せ方”を先に決めておくこと

常に片づけを維持できるなら、オープンに。

少し生活感を隠したいなら、セミクローズに。

においや音を抑えたいなら、独立型に。

 

この方向性が決まることで、背面収納の幅やパントリーの配置など、細かな設計が一貫していきます。

 

 

5. 家事動線との連携が“時短”をつくる

 

最近人気なのが、

「キッチンと洗濯スペース・お風呂・ファミリークローゼットを一直線に並べる配置」。

 

これは、いわゆる「家事ラク動線」と呼ばれ、

特に共働き世帯や子育て世帯にとって大きなメリットがあります。

 

キッチンで料理をしながら洗濯機を回し、

お風呂の準備までできてしまう――

 

そんな時短とストレス軽減を同時に叶える工夫が、

これからの間取りには求められています。

 

群馬県内の家づくりでも“キッチン起点”は有効です。

 

群馬県の各市町村の中心市街地以外は、

ゆったりとした間取りをとれる土地も多く、
キッチンを「中心」として空間を構成する設計がとても有効です。

 

特にご家族の多いご家庭や、

来客の多い方にとっては、

キッチンレイアウトが暮らしやすさに直結します。

 

 

🍳まとめ:「暮らしの中心」としてのキッチンを考える

 

理想のキッチンを叶えるには、

単に見た目や形ではなく、

“日々の動き”とどう連動するかが鍵です。

 

あなたのご家族の暮らしに寄り添ったレイアウトは、

モデルハウスやカタログでは見つかりません。

 

“あなた専用”の設計が必要です。

 

 

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