玄関収納の種類と活用術
2025年05月29日
“玄関収納”はどこまで必要?土間収納・SIC・ロッカーの違いと活用法
〜散らからない玄関のための収納設計術〜
「玄関がいつもごちゃごちゃする…」
「ベビーカーやアウトドア用品、どこに置けばいいの?」
「靴箱だけじゃ全然足りない!」
そんな悩みを持つご家庭にとって、“玄関収納”は家づくりにおいて非常に重要なテーマです。
特に家族が多いほど、玄関は「家の顔」であり「モノの集積地」にもなりがち。
今回は、「土間収納」「SIC(シューズインクローク)」「玄関ロッカー」などの違いと、それぞれの効果的な活用法について、実例を交えながらご紹介します。
1. 玄関収納の種類と特徴
まずは、玄関収納に使われる代表的な3つのスタイルを確認しましょう。
👞 土間収納(ドマシュウノウ)
・玄関と同じ土間(靴を脱がない床)続きの収納スペース
・ベビーカー・三輪車・キャンプ用品・ゴルフバッグなど、大型物の収納に最適
・雨具・長靴・工具など、汚れてもOKなモノをしまいやすい
→ 玄関からそのまま収納できるので、出し入れが非常にラク
🥾 SIC(シューズインクローク)
・主に「靴類・カバン・上着」などの収納に特化したスペース
・ウォークインタイプが多く、家族全員の靴や季節の履き物を一括管理できる
・可動棚を使えば、スノーブーツや長靴などもすっきり収まる
→ 「家族全員分の靴が収まる玄関」をつくるなら必須レベル
🎒 玄関ロッカー(ファミリーロッカー)
・学校カバン・帽子・アウター・習い事グッズなど、1人1コマずつの収納を確保
・帰宅後すぐに「持ち物を片づける習慣」がつきやすい
・造作でランドセル置き・連絡帳・プリント類の仮置き場を作ることも
→ 子育て世代に非常に人気!朝のバタバタが減ります
2. 玄関収納を“どこまで作るか”の判断基準
収納を充実させすぎて玄関が狭くなってしまっては本末転倒。
そこで、次の観点から必要量を見極めましょう。
✅ 家族構成とライフスタイル
・大人2人+子ども2人なら、靴だけで年間40足以上になることも
・習い事・スポーツ・アウトドアが多いご家庭は収納スペースも広めに
✅ 屋外アイテムの使用頻度
・ベビーカー・工具・外遊びグッズなどをよく使う → 土間収納広めに
・季節の靴や長靴が多い → SICの棚数と高さに余裕を
✅ 玄関まわりで完結したい動作があるか
・帰宅後の手洗い動線、着替え、上着収納などの動作も含めて考えると、「玄関収納+導線設計」がセットで必要です。
3. よくある後悔ポイントとその対策
❌ 「奥行きが足りなくてベビーカーが入らなかった」
→ 奥行きは90〜100cm以上が理想。将来の使用物も見越して設計を。
❌ 「玄関が暗くて使いにくい」
→ 土間収納の上部にスリット窓や室内窓で採光確保を。
❌ 「棚だけで仕切られていて見た目がごちゃつく」
→ 一部に扉付き収納を組み合わせ、見せる・隠すを両立させる工夫を。
4. 高崎市での玄関収納の設計ポイント
高崎のように車移動がメインのエリアでは、
・車から荷物を運ぶ頻度が高い → 土間収納を玄関横に設けて“直行直収納線”を確保
・雨・雪の季節を考慮 → 濡れた上着や長靴の一時置き場としての役割も
また、子どもが多いご家庭では、ロッカー式の玄関収納と洗面所・ランドリールームとの連携が非常に効果的です。
🏠 まとめ:玄関は“通過点”ではなく“整理のハブ”
家族が毎日出入りする玄関こそ、モノの整理と動線を支える“ハブ”として活用する視点が必要です。
収納は単なるモノの置き場ではなく、
「暮らしのリズムを整える設計」そのもの。
玄関収納を正しく設計できるかどうかが、
“日々のストレス量”を大きく左右します。
📩 玄関収納は「量」より「質」。あなたの暮らしに合った設計をご提案します!
「玄関が狭くなりそうで不安…」
「土間収納ってどれくらいの広さが必要?」など、
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