玄関で暮らしが変わる

2025年06月24日

玄関まわり”の設計で印象が決まる 暮らしやすさと防犯性を両立する7つの工夫

〜ただの出入り口ではない、家の顔としての玄関〜

 

 

家づくりにおいて意外と見落とされがちなのが、「玄関まわりの設計」です。

 


でも実は、家の第一印象を決めるだけでなく、住み心地・安全性・将来の快適性に直結する非常に重要なポイントなのをご存知でしたでしょうか?

 

 

この記事では、高崎市の実例や生活習慣も踏まえながら
玄関まわりを賢く設計するための7つの工夫をご紹介します。

 

 

1. 玄関ドアの位置と開き方を工夫する

失敗例:

「玄関を開けると家の中が丸見え…」

「ドアの開閉方向が歩道に向いていて危ない」

「ドアを開けた瞬間、ドアを風にもっていかれる…」

 

 

対策:

・ドアは“外から中が見えない角度”に設置

・開閉方向も安全性(内開き/外開き)と人の流れを意識

・風が吹く方向を視野に入れる

 

 

設計初期に「間取り→玄関」ではなく、「玄関→間取り」の視点も大切。

 

 

2. 玄関ポーチは“1.5倍広く”が基本

来客の対応、傘の開閉、荷物の出し入れなど、
日々の所作にゆとりがあるかどうかで、暮らしのストレスが大きく変わります。

 

 

ポイント:

・最低でも1.5m × 1.5m程度を目安に(ベビーカー・車椅子も対応可能)計画する

・軒や庇をしっかりと設け、雨風の影響を軽減

・照明の配置も忘れずに(夜の来客時の印象アップ)

 

 

3. 玄関収納は“動線”と“用途”で2種類考える

最近人気の「シューズインクローク」ですが、
どこに何を置くかまで明確にしておかないと“物置化”します。

 

 

おすすめは2ゾーン構成:

・玄関横:家族専用の通用口/アウトドア用品・ベビーカーなど

・正面収納:来客用/靴・傘・スリッパなど必要最小限

 

 

収納“量”ではなく、収納“動線”を整えることが大切です。

 

 

4. 防犯性を高める設計を意識する

空き巣の多くは「玄関ドア」を最初に確認します。
だからこそ、防犯性は設計段階から考慮すべき。

 

 

対策ポイント:

・ドアの前が死角にならないように配置・照明を調整

・防犯ガラス・2重ロック・スマートロックの活用

・不審者が長時間滞在できない“視認性の高い設計”

 

 

「人目に付きやすいけど、プライバシーは守る」設計が理想です。

 

 

5. 郵便・宅配の受け取りをスムーズに

今や宅配ボックスは必須アイテム。
しかし、設置場所と動線が悪いと、逆にストレスの原因になります。

 

 

ポイント:

・郵便ポストと宅配ボックスを家の出入り導線上に設置

・道路から丸見えにならない位置に

・風雨・雪の影響を受けにくい場所に設置

 

 

高崎市のようにそれなりに雪が降るエリアでは、庇のある玄関ポーチが大活躍します。

 

 

6. “玄関に窓”はアリ?ナシ?

玄関にも自然光を取り入れたい…、

でも防犯面が心配。


そこで最近人気なのが、「縦長スリット窓」や「高窓」の活用です。

 

 

メリット:

明るさを確保しつつ、外からの視線は遮断

換気用の小窓を付ければ、湿気対策にも

 

明るい玄関は、心理的にもポジティブな空間になります。

 

 

7. 玄関は“家の価値”を左右する

実は、家を売却・賃貸する際に
最も第一印象に影響を与えるのが「玄関」なのです。

 

古くささ・狭さ → 全体の印象が暗くなる

明るく機能的な玄関 → 家の価値が高く見える

 

 

玄関は「来客が初めて見る場所」であり「住む人が最後に出る場所」。
 

毎日目にするからこそ、丁寧に設計したい空間です。

 

まとめ:「玄関は“暮らしの印象”を決める最重要空間」

間取りに飲まれず、“玄関起点”で設計を見直しましょう。

 

動線・防犯・収納・外構との連動がカギとなります。

 

見た目だけでなく、“使い勝手”と“心理的快適性”に注目!

 

玄関は、ただの出入り口ではなく「暮らしの入口」。


小さな工夫が、毎日の快適さと安心感を大きく左右します。

 

 

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今からでも変更できる場合があります。

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