玄関の設計で暮らしが変わる?5つの工夫!
2025年05月09日
玄関の設計で暮らしが変わる?見落としがちな5つの工夫
〜「ただの出入口」ではない、玄関の本当の役割〜
新築や注文住宅の打ち合わせで、「玄関ってどうしたらいいですか?」と聞かれることがあります。
多くの方が「広めに」「収納たっぷりに」という希望を持たれますが、
実は“暮らしの質”を左右する空間こそ、"玄関"なんです。
特に高崎市のように車移動やアウトドア活動が多い地域では、玄関の役割が非常に大きくなります。
今回は、意外と見落とされがちな「玄関設計の5つの工夫」について、プロの視点から解説します。
1. 「玄関収納」は“使い分け”がカギ
玄関収納というと、大きなシューズクロークをイメージする方が多いですが、
本当に快適な玄関にするには、「動線」と「目的別収納」の設計が重要です。
たとえば──
・毎日履く靴は玄関の壁側収納に
・ベビーカーやレインコート、ゴルフバッグなどは土間収納に
・子どもの上着やランドセルは玄関横のクローゼットに
このように、「どこに」「何を」しまうかを明確にしておくことで、使いやすさが大きく変わります。
2. “2WAY玄関”で家族と来客の動線を分ける
最近人気なのが、「家族用」と「来客用」の動線を分ける“2WAY玄関”。
たとえば、
・来客からは見えない裏側にファミリークローゼットを配置
・子どもが靴を脱ぎっぱなしにしても、見えにくい設計
・帰宅後にそのまま洗面所やキッチンへ行ける動線
など、生活感を隠しながら、家族の動きをスムーズにすることができます。
来客の多い家庭や、仕事と生活を分けたい方に特におすすめです。
3. 「手洗い動線」を玄関に組み込む
ウイルス対策や衛生習慣の面からも注目されているのが、玄関から直接アクセスできる手洗いコーナー。
特に小さなお子さんがいるご家庭では、
・外遊びから帰ったらすぐに手洗い
・感染症シーズンでも安心
・習慣化しやすいので、教育的にも◎
というメリットがあります。
小さな洗面ボウルと鏡を玄関横に設けるだけで、暮らしの快適度がグンと上がります。
4. 「玄関の明るさ」は心理的な快適さを左右する
玄関は、帰宅時に最初に触れる空間です。
そのときに、暗い・じめじめしている・閉鎖感があると、家全体の印象が下がってしまいます。
逆に、
・採光窓やスリット窓で自然光を取り込む
・足元照明や間接照明で陰影を演出
・明るい床や壁で空間の広がりを演出
といった工夫で、玄関は「気持ちを切り替える場所」に変わります。
玄関が明るいと、自然と帰宅後の気分もポジティブになるんです。
5. 高崎市ならではの“地域性”に合った設計を
高崎のように、車移動がメインで雪の心配もある地域では、
・車と玄関の動線をなるべく短く
・雨・雪の日のための屋根付きアプローチ
・冬場に備えた除雪道具や防寒着の収納スペース
など、地域の暮らしに合った設計が必要です。
また、アウトドア用品や工具、DIYグッズを使う家庭では、
土間収納から直接外に出られる“勝手口的な動線”も便利です。
🚪 まとめ:「ただの玄関」ではない、暮らしの拠点に
玄関は、単なる出入口ではなく、
暮らしの始まりと終わりを整える“重要な起点”です。
だからこそ、収納・動線・明るさ・衛生・地域性――
すべてをバランス良く組み合わせることが、後悔しない家づくりにつながります。
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